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NRSは、兵庫県西宮市越水町にある
スポーツサイクル専門の自転車屋です。
ロードレーサー,トライアスロンバイク,
ツーリングバイク,シティバイクの販売、
修理。
カーボンホイールやカスタムバイクの
ご相談もお気軽にお問い合わせください。

Neutral Racing Service

〒662-0864
兵庫県西宮市越水町1-2
ニューフタバサンモール内
駐車場有
TEL 0798-22-1988
営業時間 10:00~19:00
定休日:水曜日&木曜日
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機材
スチールフレームの終焉と新たなる始まり

1986年、グレッグ・レモンという選手がツールドフランスで総合優勝しました。使用したバイクはTVTというメーカーのものでした。それはフロントフォークのステアリングコラムとラグ以外の部分全てがカーボン製でした。
初めてカーボンフレームがツール・ド・フランスで優勝したのです。
元々、TVTはヘリコプターの操縦桿のカーボン製スティックを製造していたメーカーでした。
当時、このカーボンフレームが如何に素晴らしい性能を持っていたかを知るのには、LOOKがOEMさせていたことでも解ります。LOOKの最初のカーボンフレームは、TVT製だったのです。
過去のデータを遡って見ていくと、1987年以降、現在に至るまでスチールフレームがツール・ド・フランスで全ステージにわたって使用された記録は殆ど存在しません。
また、2005年のシーズンから導入されたUCIプロツールとコンチネンタルサーキット。UCIプロツールというカテゴリーで戦う、UCIプロチームでスチール製のチームバイクを使っているチームはありません。
しかし、スチールフレームがレースの現場で使われていないことから「時代遅れ」と言って切り捨ててしまうのは適当ではない。と思っています。スチールフレームで空力と剛性と重量の三要素を高次元で実現する事は80年代に限界に達してしまった事は事実です。
では、スチールフレームはもう必要とされていないのでしょうか?
私は、スチールフレームには他のフレーム素材では果たすことが出来ない大切な役割があると考えています。
それは、選手を育てるバイクのフレームという役割です。
鉄製のフレームは、アルミやチタン、カーボンといった素材でできたフレームに比べ、安価にミリ単位で選手の身体にあわせた高精度のフレームを造る事が出来ます。これはスチールフレ
ームだけが持つ強みです。
その身体に合ったフレームをメカニックが一台のロードレーサーとして組み上げる。
それは、「走る。曲がる。止まる。」の基本性能を十二分に持った、純然たるロードレーサーです。
身体的な成長期にある選手であるなら、成長に合わせてフレームサイズも変更しなければなりません。
高価だからといってサイズの合わないバイクに乗っていると、パフォーマンスの向上率が大きく低下すると
私は考えています。過剰な剛性も抑えた脚に優しいバイク。また、スチールフレームはカーボンなどの複合素材でできたバイクと違い、落車などでフレームセンターが狂った場合も修正が可能です(程度にもよりますが)。
速いバイクと楽しいバイクは違います。
楽しくあるために、速くある必要はない。というバイクがあっても良いのではないでしょうか?
これからは、選手を育てるバイクとして、乗っていて楽しいバイクとして、スチールフレームが新たな役割を担っていくでしょう。