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NRSは、兵庫県西宮市越水町にある
スポーツサイクル専門の自転車屋です。
ロードレーサー,トライアスロンバイク,
ツーリングバイク,シティバイクの販売、
修理。
カーボンホイールやカスタムバイクの
ご相談もお気軽にお問い合わせください。

Neutral Racing Service

〒662-0864
兵庫県西宮市越水町1-2
ニューフタバサンモール内
駐車場有
TEL 0798-22-1988
営業時間 10:00~19:00
定休日:水曜日&木曜日
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自転車競技の特殊性①

表題の通りで、自転車競技と言うのは特殊です。

これは、体育協会公認自転車上級コーチとして、他種目の方と共に学び、ディスカッションをし、最近になって言葉にできるようになりました。

一つ重要な前置きをします。

競技スポーツの種目に上も下もありません。

ただ、スポーツにおいて、安全である事が良い事で、危険な事が悪い事であると言うのは言い過ぎかもしれませんが、事実の一つであると思います。

特に、生死や大きな負傷に繋がる事柄は、安全の確保が記録や勝敗よりも優先されるべき項目であると私は思います。

自転車競技はレースです。レースは距離・時間・タイミング(駆け引き)により違いはありますが、基本的に速度を競います。

速度とは、エネルギーでもあります。競技用自転車は機械です。レーシングマシンです。

それは、1馬力前後の(2馬力を超える選手もいますが)非力な人力でダウンヒルであれば時速100㎞超えるケースもあります。

平地であっても時速40㎞ぐらいであれば、ロードレーサーやトラックレーサーを使用すれば出てしまいます。

時速40㎞のエネルギー。これは、かなり危険なモノであります。

だからと言って、速度を出すなと言っているわけではありません。

包丁やナイフは、危険なモノでありますが、取扱いさえ正しければ、その危険を理解していれば、道具として生活に欠かせないモノです。

速度が出ると言う事の危険を理解して、その速度を出す道具を扱える技術が必要です。

少し話がそれますが皆さん、スキルと言う言葉は聞いた事があると思います。

では、それを説明して下さいと言われて、明確に答えられる人は意外と少ないと思います。と言いますのも、私自身漠然とスキルの事は知ってはいましたが言葉にできなかったのです。

公認コーチの勉強をしていて言葉にできるようになりました。

スキルとは?

”体力と技術があって、この二つを上手に使える事”

種目によって、この体力と技術の優先度が変わります。

優先度と言うか、バランスと言った方が良いかもしれません。

体力はあるに越したことはありません。技術もあるに越したことはありません。

自転車競技において重要なのは、体力をコントロールする技術です。

まず、技術です。完璧に自身の体力をコントロールできる技術です。

ここで、自転車競技の特殊性が出てきます。体力をコントロールするためには、自転車を操る必要があります。それもロードレーサーやトラックレーサーと言う純然たるレーシングマシンです。

操れる範囲(技術のある範囲)で走っていれば問題ありません。

問題なのは、自転車を操る技術が未熟なのに体力任せで速度を出すことです。

自転車競技における技術とは、極論を言うと死なない事、死なせない事。

負傷しない事、負傷させない事です。

個人タイムトライアルであれば、自爆だけで済みますが、自転車競技には集団での走行があります。

それも時速40キロ以上での集団走行です。単独で転倒しても無事で済むことは稀です。その上に他の選手を巻き込むのです。集団落車のシーンはロードレースでしたら、Jスポーツ等の中継でご覧になられた事があるかと思います。

最近は、運営車両(自動車・オートバイ)も絡んだ事故も有ったりします。

それだけ、自転車競技は速度が出て危険であると言う事なのです。

身を守るものは、レギュレーションによりヘルメット・グローブ・くるぶしまで隠すソックス(トラック短距離はソックス無可)。ヘルメットも頑丈であればいいと言うものではなく、少し古いレギュレーションになりますが、可能な限り軽量であり、視覚・聴覚の確保・105°以上の視野、保温性と定められています。

ウエアは、空気抵抗を減らすためと、季節により大量の発汗があるため、薄くプロテクターとしての機能は僅かなモノでしかありません。

世界中で毎日のように、選手やレースに携わる人が死んだり死にかけたりしています。冗談ではなく、本当にそうなのです。

こう言った事は、他の種目と比べて明らかに特殊な事だと思います。それは、自転車競技が純然たるレーシングスポーツである事なのだと思います。

②に続きます。