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NRSは、兵庫県西宮市越水町にある
スポーツサイクル専門の自転車屋です。
ロードレーサー,トライアスロンバイク,
ツーリングバイク,シティバイクの販売、
修理。
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Neutral Racing Service

〒662-0864
兵庫県西宮市越水町1-2
ニューフタバサンモール内
駐車場有
TEL 0798-22-1988
営業時間 10:00~19:00
定休日:水曜日&木曜日
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タイヤ考
[タイヤ考3]プロの現場

ほぼ全てのUCIプロチームがチューブラータイヤを使用しています。金(スポンサーフィー)さえ貰えば、プロチームは勝敗のかかった個人TT以外ではクリンチャータイヤも使います。事実、契約しているタイヤメーカーの意向により、クリンチャータイヤを中心に使用していても勝負のかかったレースではチューブラータイヤを
使用しているチームが大多数です。
その一例として、ツアーオブジャパン2005で面白いことに気が付きました。とあるチームのタイヤを見ていた時のことです。このチームは、コンチネンタルプロチームとして、○シュランと契約していました。○シュランは、20年以上前からクリンチャーを全面展開して開発と販売に力を入れています。でも、このチームのタイヤは、○シュランカラーでPro2というプリントがある、おなじみのキャラクターがプリントされた○ットリアコルサCXらしきチューブラータイヤを使用していした。NRSが現在オススメさせて頂いているヴェロフレックスもプロチームがコッソリと使っているタイヤです。
○シュランブランドのチューブラータイヤは、50本供給を受けたらどんな状態でも50本数を揃えてミシュランに返さないと、次のタイヤがもらえないというシステムだそうです。よって、世間に○シュランブランドのチューブラーが出回ることはありませんでした。
タイヤ単体での性能を見た時、クリンチャータイヤはチューブラータイヤと比べるとドライ路面ではやや落ちると言えるでしょう。ウエット路面に関しては、最近のクリンチャータイヤは非常に優秀であり、チューブラータイヤで対抗しようと思うと、最高グレードのものを持ってこないと太刀打ち出来ません。
管理の面でも、クリンチャータイヤはリムにフラップを巻いて、タイヤとチューブを収めるだけなので非常に楽です。チューブラーだとリムセメントを塗ってタイヤを貼り付け、タイヤセンターを目視と手の感覚でセンター出しを行なわなければなりません。
海外遠征の多いコンチネンタルチームのメカニシャンと2005年の3デイズ熊野で話をしました。そのチームでは、コンチネンタルチームになった時にチューブラータイヤからクリンチャータイヤに変えたそうです。海外でチューブラーは手に入らないからだと言っていました。
しかし、性能が絶対視されるTTではチューブラーを使っていました。
TOJ2005、最終ステージの東京のゴールシーン。打ち上げ花火でもあがったのかと言う音が「パンッパシュー」と鳴った後、落車時に発生するあの独特のバイクと人間もろとも路面に叩きつけられる音が発生しました。集団ゴールの中、クリンチャータイヤを使用していたチームの選手がフロントタイヤをパンクさせスリップダウン。それが原因で5、6名を巻き込む落車を発生したのです。ゴール前1キロ表示の看板に激突した選手もいました。なじみの選手が二人その落車に巻き込まれ、擦過傷を負いました。
チューブラータイヤならこのアクシデントは、防げたと断言できます。
スローパンクチャーが多いチューブラータイヤは、バーストまがいのパンクをしても、リムセメントでタイヤそのものがリムに接着されているのでリムが路面に当たることなく、ライダーはバイクをある程度コントロールできます。つまり、極限状態で大きな差異を生み出すのです。
クリンチャータイヤはコストが安く、メカニックは早く楽にタイヤ交換が出来ますが、安全面の観点から私は現状のクリンチャータイヤをロードレースで使用することに反対します。
上記のTOJ2005東京のゴールの落車事故。チューブラータイヤであれば、スリップダウンは起こらなかったでしょう。もし、時速100kmに達するダウンヒルの途中でクリンチャータイヤがパンクしたら、リムからタイヤが外れ、バイクはコントロール不能に。チューブラータイヤは、エアが入っていない状態でもタイヤがリムに張り付いている為、静止する事は無理でもかなり減速することが出来ます。選手のダメージを考えてみてください。チューブラータイヤを使う理由がそこに存在します。
そのタイヤに、安全性を無視した、市場原理が横行している事に私は、危惧を感じています。クリンチャータイヤや空気が抜けてしまうと、リムからタイヤがあっさり外れてしまう。時に生死のかかる状況となるレースで使用を認めることに、私は反対します。
また、クリンチャータイヤの製造のコストはチューブラータイヤのそれと比べると遥かに安いのです。

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