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NRSは、兵庫県西宮市越水町にある
スポーツサイクル専門の自転車屋です。
ロードレーサー,トライアスロンバイク,
ツーリングバイク,シティバイクの販売、
修理。
カーボンホイールやカスタムバイクの
ご相談もお気軽にお問い合わせください。

Neutral Racing Service

〒662-0864
兵庫県西宮市越水町1-2
ニューフタバサンモール内
駐車場有
TEL 0798-22-1988
営業時間 10:00~19:00
定休日:水曜日&木曜日
アクセスマップ
コラム01
放置自転車とロードレーサー

放置される自転車の殆どはホームセンターや安売りショップで買えるママチャリです。マウンテンルック車(MTBではない、不整地走行不可というシールの貼られた自転車)が放置されていることもありますね。
ロードレーサーを駅前に放置する人って見たことありますか?私は、人生の半分以上に亘って競技用の自転車と関わってきましたが、ロードレーサーが駅前に放置されているのを見たことも聞いたこともありません。
なぜママチャリは放置され、ロードレーサーはされないのか。その違いは何処にあるのでしょう?
皆さんは「価格が違うから。」とおっしゃると思いますし、私もそう考えていました。
では、なぜ価格が違えば放置できるのでしょうか?
私は、ロードレーサーに乗るまで、家にあったアラヤ工業のツバメという日本製のママチャリを愛用していました。
ステンレスとアルミパーツで出来ており、重たいけれどしっかりした造りで、BMXもどきのようなジャンプをしたりして遊んでいたにも関らず、パンク以外で故障した記憶がありません。
今現在、アラヤ工業のような国産ママチャリメーカーは、安価な国外生産のママチャリの為、ほぼ壊滅してしまっています。○リジストンでさえ、日本で造って採算の取れるパーツが無いというレベルだそうです。
よって、国内で流通しているママチャリのほぼ全てが海外で生産されており、高級な台湾製のものと安価な中国製のものに二分されているといっても過言ではありません。
中国製の一万円前後のママチャリ。
「安かろう、悪かろう」を地で行く造りをしています。本当にすぐ壊れてしまいます。
ママチャリを買った親御さんは、子供さんを乗せるリアシートやハンドルシートを自転車屋さんに持って行って付けて貰います。ママチャリを取り扱う自転車屋さんの大きな収入源です。
また、すぐにタイヤが磨耗しパンクリスクも高まる為、ママチャリを取り扱う自転車屋さんの仕事が無くなることはありません。
3年も乗れば、そこら中のパーツがくたびれて、修理するより買った方が安く上がるため、またホームセンターや安売り店で中国製のママチャリを買います。
安いので盗られたって気になりません。だから、平気で何処にでも駐輪するのです。
盗られたって気にならないから、適当なロックしか付けてません。
盗られたママチャリはそのまま駅までの片道運行をして、駅前に放置されます。
明らかに通行妨害となっている駐輪の山が、全国で減ることなく日々増えつづけています。
放置自転車は公害なのです。
自転車って、地球環境に優しい乗り物では無かったのでしょうか?
粗製濫造のママチャリを流通させている我が国の現状は、大量生産大量廃棄を続ける、目先の利益しか考えない人たちが堅持しつづけている人たちの世界だと思えてなりません。
そういう、粗製濫造のママチャリに携わって生活している人たちがロードレーサーをも取り扱う事があります。
安全の確保、地球環境、モラルの面から、私は辞めて欲しいと思っています。
ママチャリの定常速度は時速15キロから、せいぜい25キロまでといったところです。
私の住んでいる西宮には六甲山という標高966メートルの山がありますから、ロードレーサーに乗れば誰でも下りで60km/h以上の速度が出てしまいます。車並みの速度で走ることが出来てしまうのです。
ママチャリの速度域とは次元が違います。私は、ママチャリの延長線上で組み立てられたロードレーサーを、何台も組み直してきました。
私は何も特別な事をするわけではありません。一つ一つのパーツを一つ一つ確実に組み上げていくだけです。
メカニックとして帯同したステージレースで、メカニシャンとして来ていた東京の自転車屋さんがクランクを回しながらアセトン(石油系溶剤)のパーツクリーナーでチェーンの汚れを飛ばしているのを見て腰が抜けそうになるほど驚いた事もあります。
地球環境への配慮は無いのでしょうか?
私は、どんなモノにも命があると考えています。
日本はモノ造りの国です。「形あるものは、崩れる。」確かに、これは神の定めた法則です。
しかし、粗製濫造のすぐ壊れる使い捨て自転車と、修理しながら使える自転車は根本的な部分が違うのです。
駅前の放置ママチャリは、目先の利益しか考えない「自分たちさえ良ければいい」という、民度の低い人達が原因で出来た公害です。
そういった目先の利益しか考えない人たちがロードレーサーのパーツやバイクを取り扱うようになってきています。
見た目だけ、スペックだけ、材質だけ、「ロードレーサーのように見えればいい」と考えているのか、繊細な純レーシングマシンであるロードレーサーを駅前放置のママチャリの延長線上で考えて取り扱っている、
思い違いをしているのではないか?と思う人達が沢山います。
そして、それでも売れればいいと、自分たちの利益のことしか考えない代理店も存在します。
そういった立ち位置が良い、悪いと言うつもりはありません。しかし、ママチャリとロードレーサーは同じ自転車であっても全く別物だということを知っておいてほしいと切に願います。