schedule calendar
店舗写真
NRSは、兵庫県西宮市越水町にある
スポーツサイクル専門の自転車屋です。
ロードレーサー,トライアスロンバイク,
ツーリングバイク,シティバイクの販売、
修理。
カーボンホイールやカスタムバイクの
ご相談もお気軽にお問い合わせください。

Neutral Racing Service

〒662-0864
兵庫県西宮市越水町1-2
ニューフタバサンモール内
駐車場有
TEL 0798-22-1988
営業時間 10:00~19:00
定休日:水曜日&木曜日
アクセスマップ
コラム01
自転車に関する都市伝説、トライアスロン編

2006年に、2007年春からデリバリー予定の”SUPERZIPP”をコンセプトから設計まで行い、それに応じたパーツを発注していた時、インターネットで市場ニーズや競合製品とかをチェックしていました。
当時、”SUPERZIPP”を構成するパーツを取り扱っている代理店がトライアスロンで使用する商品で利益を上げていることが解った辺りから、昔から抱いていた疑問の1つ1つがパズルのピースのように組み合わさり、断片的だったものが1つの確信に変わりました。
トライアスロンのバイクパートには幾つもの都市伝説があり、私は何時もそれを見て笑っていました。
別の記事で触れているように、トライアスロン用バイクに関してはトップアスリートのバイク指南もしていたので素人ではないと自負しています。
文句があるなら、グレンマンガムに言ってください。彼の自転車における可能性を見出し、クラブアングルという大きなスポンサーを紹介し、トライアスリートとして活動していくキッカケを作ったのも私だし、彼がトライアスロンショップに頼んで組んでもらっていた調子の悪いトライアスロンバイクをマトモな状態に整備したのも私でした。
トライアスロンショップが手組みホイールとして、市販のリムを使ったコンプリートホイールを販売している事に対して私がとやかく言う筋合いは無いでしょう。
だが、トライアスリートという、自転車に対してあまり専門的な知識を持っていない選手に誤った知識に基づいた偏見を植え付けているのはいかがなものかと思います。
トライアスロン用と称する多くのホイールは”脚に来ない”理由を”カーボンだから”や”スポークパターン(組み方)やテンションが良いから”として売られています。しかし、自転車に長く携わってきた人間から見ると
「それ、違うでしょ?」とツッコミを入れたくなる部分が多いのです。
当時、有名なトライアスロンショップで販売されていたホイールは、リアのスポークパターンが左右対称でした。左右対称なスポークパターンはフロントホイルには有効でしょう。 フロントホイールは舵取りを司っていますが、どの方向からの荷重に対しても変形しないことが求められるからです。リヤホイールは舵取りという仕事をしないかわりに、ライダーの力を地面に伝えるという役割を持っています。ハブの右側にセットされているギヤでチェーンから伝わる力を受け止め、地面に伝えるのが後輪なのです。
フロントホイールのスポークは左右均等に傘を開いたような形状をしています。 それに対して、リアホイールは左右のスポークの開き方が同じでは無く、オフセットしています。これは競技用の自転車だけでは無く、変速機の付いた自転車であればママチャリですらリアホイールとフロントホイールのスポークの広がり方が違っているのが解るでしょう。一般的なロードバイクやTTバイクのリアフレームの幅は130mm。その細い隙間に10速ものカセットギアをセットするためには、リムに対してハブの中心を左側にずらす必要があります。
よって、フロントホイールのスポーク長は左右同じになりますが、リアホイールのスポーク長は左右で長さが異なってきます。そして、スポーク長が変わったことに伴って、理想的なホイール作りを追求するのであれば、スポークパターンも左右で変えたほうが良いと言えます。何故ならば、オフセットしたものを中心に持ってくる組み方をするため、左右のスポークテンションに違いが発生するからです。ギアのある右側のスポークは、オフセットの関係から左側よりスポークテンションが高くなります。一方、左側のテンションは、右と比べると低くなりま
す。また、ハブ右側のギヤをチェーンが駆動している時、リヤハブの右側は捩れます。左側には駆動による捩れは殆ど発生しません。
こういった事を加味していくと、リアホイールを左右均等なスポークパターンで組むことは間違っていると言えるでしょう。
当時、リアのスポークパターンが左右対称なホイールが売られていた理由はスポークにありました。これはスポークの算出手段を間違えたからか、必要な長さのスポークが手に入らなかったからだと考えられます。 それは、使用されていたSAPIMのCX-Rayは非常に高価なスポークであり、幅広いスポーク長を揃えることが経済的に不可能だったからでしょう。こんな形で高価なSapimスポークを使用してもメリットを最大限に活かすことが出来ません。
せっかく高価な部品を使うのですから、一切妥協したく無い。そう考え、”SUPERZIPP”で使用するCx-Rayはドイツから直接スポークを取り寄せて組み上げていました。

©2002 Neutral Racing Service  All right reserved.